はじめに

金融分野への課題認識

高齢化社会の進展や公的年金等の社会保障制度の後退が危惧される状況を考慮すると、個人としてのライフマネーへの関心は益々高まっていくものと思われます。金融の自由化の流れの中で、金融機関、特に銀行における金融商品の取り扱いの範囲が拡大してきています。また、IT化の進展や規制緩和の流れなどを受けて、販売チャネルが多様化しています。

我々はこのような金融サービスを取り巻く環境の変化を踏まえ、今後の銀行窓販の進展や金融のニューチャネルの動向に注目しています。また、長年培ってきた金融サービスにおける顧客満足度の向上(CS向上)に関する研究についても、さらに深めていきたいと考えております。

弊社のこれまでの取り組み

我々の当該分野における取り組みは、1993年10月に「生・損保クロスマーケティングに関するマルチクライアント調査」を企画・実施したことにより第一歩を踏み出しました。この当時は、金融システム改革(日本版金融ビッグバン:1996年11月)を目前に控え、金融業界における未曾有の“市場競争時代”を迎える前夜であり、まさに金融マーケティングの黎明期ともいえる時期であったといえましょう。

その後、金融当局による護送船団方式の業界運営から自由化の嵐の中へと突き進むに従い、金融業界各方面において市場の統廃合が進み、数々の痕跡を残し現在に至っています。この一連の金融激動期を通じ、我々の活動も当初の業界共同研究タイプのアプローチから、徐々に個別企業単位のニーズ対応形のアプローチへと、受託の形態が時の流れと共に変化してまいりました。

これまで、個人、法人を問わず顧客満足度の向上への取り組みとなるCS調査をはじめ、サービス、顧客リレーションシップや新商品・新サービス開発系の調査プロジェクト等のご依頼案件に対応させていだき多くの経験を積むことができました。これらのご支援を通じ、数々の新商品やサービス、新規事業が市場に導入されてきております。

この20年超の間、金融系のお客様あるいはテーマを通じ蓄積された、経験・ノウハウを拠所とした我々のリサーチ技術を活用し、常にお客様のベストソリューションを導き出すリサーチサービスのご提供を我々の使命として、日々活動を続けてきております。