ヘルスケア研究部ニュース&トピックス

2014年04月10日

ケアマネジメントへの高齢者の積極的な参画に関する調査研究事業報告

 平成25年度の厚生労働省老人保健事業推進費等補助事業として、弊社が実施した「ケアマネジメントへの高齢者の積極的な参画に関する調査研究事業」について、概要をご報告するとともに、報告書を公開します。

 報告書のダウンロードは、最下部のリンクをクリックしてください。

調査研究名「ケアマネジメントへの高齢者の積極的な参画に関する調査研究事業」

(平成25年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進事業)

【目的】

 ほとんどの高齢者が慢性症状を持っている中で、高齢者自らが自身の健康管理において主体的な役割を担うよう要請していくための方策として、セルフケアの支援方法や支援内容を明確にすることを目的として実施した。

【概要】

 地域包括ケアシステムにおける保険者において、セルフケアの推進は喫緊の課題であり、今後、全国の自治体でセルフケアの在り方を検討する際には、本調査研究事業結果が職員の基礎知識向上に寄与することを目的に、介護予防事業等から派生した自主グループ活動に焦点を当て、国内の取り組み状況を調査分析するとともに、海外の先進事例について調査を行った。

【評価と課題】

 海外の先進事例として、イギリスの調査結果からは、日本の現在の規範意識の改革の難しさを克服するための方策の必要性が提言された。
 日本においては、高齢者本人が要介護状態とならないために予防する努力や、要介護状態となってもその有する能力の維持向上に努めるための支援の在り方の検討は、これまで十分に行われてこなかった。
 しかしながら、全国の自治体の調査によって、わずかではあるがセルフケア支援も実施され、興味深いプログラムも存在しており、セルフケアの普及に向けた可能性があることが示された。

【今後に向けて】

 『生活に留意し健康を保ち、病気や怪我が治るように努める』というセルフケアを推進できるかについて、明確な回答を持っている者はほとんどいないといえる。
 しかし、日本では、古くから「養生」 という言葉で、その考え方・方法が示されてきた。この「養生」の考え方には、食事や生活習慣だけでなく、医師との関わり方や薬の用法も含まれていた。
 住民が「養生」に努めるためには、自己効力感を高める、すなわち、自分で治していく過程に対する動機をもち、必要な知識を持った上で、自らの行動を変え、成果を実感できる機会の増加が必要である。
 従来の介護予防事業で求められていた受動的な姿勢ではなく、能動的に学び、多様な病気や障害を持つ人たちが情報やスキルを共有し、健康管理や必要な支援やサービスの選択ができるようになる道筋が、理論的に説明されることが求められる。

【報告書】

その他の厚生労働省関連の実績はこちら

TOP:ニュース&トピックス一覧

JMAR調査レポート