【2011年度第3号】伸びる組織のためのJMARマガジン ~組織活性化とあいさつの関係~

あらためて「組織」について考えてみよう!
~組織活性化とあいさつの関係~

私たちは小さい頃から、あいさつの大切さを教えられてきました。最近は、CMでこんなフレーズをよく耳にします。

あいさつするたび友達増えるね

あいさつを否定する人はいないと思いますが、あいさつができない大人がいるのはなぜでしょうか―

ここでいうあいさつとは、元気にあいさつをすることであり、目も合わせないで"おはよう"と言うことや、メールでのあいさつは含みません。一昔前の朝の職場では、朝礼を行ったり、茶飲み話をしたりする時間的な余裕や雰囲気があったかもしれません。

しかし、現在の職場では、ワークスタイルの多様化で出社時間もばらばら。パソコンに向かって仕事をすることが多くなり、パソコンに向かっている相手には何となく話かけづらくなったりします。皮肉なことに、IT化で便利になる一方で、人間関係の希薄化を招いている可能性があります。

先日、IT人材の活性化を考える会に参加したところ、シーンと静まり返っている職場を生き返らせたのはあいさつだったという話を聞きました。ポイントは、部長が率先してあいさつして回るということを、あえて社長が仕掛けて部長たちを強制的に動かしたことでした。あいさつから会話が生まれ、徐々に雑談のある元気な雰囲気になっていったそうです。また、メンタルヘルス不調者の早期発見には上司から毎朝あいさつをして、部下の様子に変化がないかを観察することが有効、という話も聞きました。

この2つの話で共通しているのは、"上司が部下に対して、自分からあいさつをする"という点です。「部下からあいさつすべきだ」といって待っていても、職場は変わりません。接遇研修の講師から聞いた話では、あいさつのポイントは4つ。

  1. 明るく・・・笑顔でさわやかに
  2. いつでも・・・いつでも忘れずに元気に
  3. 先に・・・自分から相手の顔を見て
  4. 続けて・・毎日続けることが大切

私は今までたくさんの企業にお邪魔していますが、社員さんから声をかけてくれる会社があります。「こんにちは」「いらっしゃいませ」などなど。こういう会社は、社員の働く満足度が高いという共通点があります。

「会社や職場を元気にしたい!」と思ったら、まずは「明るくあいさつすること」から始めてはどうでしょうか。たかがあいさつ、されどあいさつ。

(馬場 裕子)

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「産後」だけではなく「産前」の制度・環境の整備を!
~働くプレママ(妊婦)の本音(2)~

平成22年6月に施行された、「改正 育児・介護休業法」の「パパ・ママ育休プラス」をはじめとして、政府および企業における育児と仕事の両立を支える「産後」の制度は、徐々に整備されつつあります。パパ・ママ育休プラスとは、母親と父親がともに育児休業を取得する場合、取得できる期間を「子どもが1歳2か月に達するまで」に延長する制度で、改正前は「原則1歳まで」でした。

こうした産後の制度が整いつつあるものの、妊娠中の女性が仕事を続けるための「産前」の制度については、あまりクローズアップされていないのが現状です。実は、妊娠中こそ予測不能なトラブルが多く、母子ともに最もケアが必要な時期であるにもかかわらず、です。

産前については、男女雇用機会均等法第23条にこう定められています。

「妊産婦が医師などの指導を受けた場合には、事業主は、勤務時間の軽減、勤務の軽減など必要な措置を講じなければならない(妊娠中の通勤緩和、休憩に関する措置、つわりや切迫流・早産などに対応する措置が含まれる)」

(※元の条文を母子手帳の表記にあわせて一部改変)

しかし、産前の短時間勤務制度や休職制度については、未整備のままの企業が多いように見受けられます。制度上保護されないということであれば、企業ないし職場(上司)の裁量によって、「必要な措置」が講じられることになります。女性の妊娠中の状態について理解のある職場であれば良いでしょうが、上司や職場メンバーの理解が得られない場合、妊娠中の女性社員が体調不良による欠勤・遅刻・早退等を続け退職を迫られる・・・。

もしくは、女性社員が周囲に気を使って無理を重ねた結果、母子ともに最悪のケースに陥ってしまうという、ということも十分想定され得ることです。私自身も妊娠時、突然「切迫早産」と診断されて自宅安静を余儀なくされるなど、これまで様々なトラブルに見舞われました。幸い、私の職場は人事施策支援を行っている部署という特性もあり、職場メンバーのサポートを得ながら産前休暇の直前まで働くことができました。

しかし、周囲の経験談を聞く限り、自分は非常に恵まれていたケースなのだと実感しています。自身が妊娠を経験して初めて知ったことですが、全くトラブルがないまま出産に至る女性は、本当にごく一部です。今後、産前の制度整備と妊娠中の女性に対する企業・職場の理解が進むことを切に願うと同時に、無事出産・育児休業を終えて職場復帰した際には、自分自身の経験を各企業の出産・育児支援の活動に役立てていきたいと考えております。

★2011年7月11日、元気な男の子を無事出産いたしました!
(前島 裕美)

WLBと残業削減に関する原稿を寄稿!

web労政時報「ジンジュールセレクト」に主幹研究員広田薫が「マネジメントの視点からみた ワーク・ライフ・バランス時代の残業削減とは」と題する連載を始めました!

下記URLにリンクを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
http://jmar-im.com/soshiki/2011/05/webwlb.shtml

話題の実務書・役立つマニュアル

一般の書店では流通していない専門的な調査資料・マニュアルについて、話題の実務書をご紹介します。

メンタルヘルス対策実務マニュアル

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http://www.b-repo.com/detail/001_076_2009_00.html

戦略スタッフ必携ガイドブック

戦略機能・戦略思考の質的高度化を図るために
http://www.b-repo.com/detail/081_003_2009_00.html

日系企業中国現地社員給与動向2011年度版

中国の日系企業の最新給与と人事諸制度、2011年職種別見込み昇給率も
http://www.b-repo.com/detail/070_008_2011_00.html

新・労働契約法に基づく 最新 中国人材マネジメントガイドブック

附録:上海地区企業給与実態調査結果
http://www.b-repo.com/detail/001_073_2009_00.html

編集後記

記録的な猛暑も一段落し、朝晩は涼しくなってきましたね。寝苦しい夜からの解放→目覚めすっきり→仕事の能率向上 という美しいサイクルを描ける日も間近・・・でしょうか。皆様に役立つ知見の提供ができるよう、研究員一同、情報収集に励んで参りますので、引き続き、よろしくお願いいたします。