【2011年度第8号】伸びる組織のためのJMARマガジン ~改めて、理想の組織とは?~

改めて、理想の組織とは?

理想は、人それぞれが描くものなので、絶対的なものはないという前提で、独断と偏見で理想の組織をイメージしてみると...

  • 組織の皆が共通に思い入れることができる組織の「どでかい夢」がある
  • その達成のために、一人ひとりがそれぞれの特技や個性を機能的に活かしている
  • 組織の目標達成に対してネガティブな要因が組織内に働いたときには、それを看過せず、自浄的に正す作用を持っている
  • 環境変化や状況に応じて、必要に応じて、指示がなくても、自律的、機動的にコトを動かすエネルギーを有している
  • 個人や組織の知が、確実に組織内で共有され、あるいは、次世代へと確実に引き継がれ知の断層がない
  • 相互が尊重し、また適度に干渉しあうことで、個々の意欲や成長につながる雰囲気・気運がある
  • 成功や失敗に対して、素直に喜怒哀楽を示し、良い意味で極めて感情的である
  • 老若男女、思想、国籍を問わず、個人は平等に尊重され、議論においては常に対等であることが意識され重んじられている
  • 倫理や正義がいかなる時にも歪むことなく、間違った判断がされていない

皆さんの理想の組織は、どんな組織でしょうか。

(譲原 正昭)

組織はやっぱり十人十色が望ましい?

「ダイバーシティ・マネジメント」という言葉は、あらゆる企業で実践途上ですが、言葉自体はすっかり定着しました。少し前になりますが、「"個人のIQの高さ"と"集団の知"の間の関係性はほとんど無く、女性を含むグループの方が"集団の知"が高い」という研究が発表されました(Anita,W.,& Thomas,M.(2011) Defend Your Research: What Makes a Team Smarter? More Women, Harvard Business Review)。

女性の皆さん喜びましょう!というわけではなくて、この研究結果は、改めて「集団の多様性」が重要であることの指摘だと思います。

もちろん、集団にはまとまりが不可欠ですが、凝集性が高すぎると、時には危険な判断を下したり、合理的でない決定をすることがあります。これを"集団浅慮"と言い、集団が個人よりも劣った決定をしてしまうことを指す現象です。会議で議論を重ねたはずなのに、ある意見に対する対案が出ずにイマイチな結論に至ってしまうこと、どの職場でも経験があるのではないでしょうか。

こうした状態を回避するためには、

  1. リーダーは異なる意見を受け入れる風土を作る
  2. リーダーは最初から自分の立場や意見を述べない
  3. 複数の集団で同じ課題の意志決定をさせる、などの対処法があります。

ここで、(1)に加えて、そもそも「多様な意見を生み出せるメンバー構成になっているか」が重要で、その上で多様性を受け入れる風土の醸成が必要です。様々な立場や視点を持つメンバーで構成されている方があなたの組織の"集団の知"が高くなるのであれば、そうしない手はないですよね。

あなたの組織は多様性を受け入れる風土がありますか?
ぜひ組織の状態を診断してみましょう!

→ 職場元気度診断はコチラから

編集後記

2012年がスタートし、気づけば半月近く経とうとしています。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」...身をもって実感中です。
皆様も年度末に向けてラストスパートをかけていらっしゃることと思いますが、本年も引き続き本メールマガジンをよろしくお願いいたします。