事例紹介:株式会社ダイフク様

世界で1、2を争うMaterial Handlingメーカー、システムインテグレータである、株式会社ダイフク様(従業員数:約5,000人、所在地:大阪本社、東京本社、滋賀、愛知ほか)の研修事例をご紹介いたします。同社人事部人材開発グループの佐藤慎也様からご報告いただきました。

研修の概要

研修テーマ

長時間労働削減マネジメント研修

研修内容
  1. 対象:マネージャー職全員
  2. 研修スタイル:1日研修(6時間)を本社および拠点事業所において全13回実施
研修のねらい
  1. 「長時間労働発生のメカニズム」と「長時間労働削減のための基本的ノウハウ」を理解し、生産性の高い、残業の少ない、モチベーションの高い組織をつくる。
  2. マネジメントや職場風土・組織体質の改善、社員の意識改革に踏み込み、業務の効率化を図ることで、組織全体の単位時間生産性を高める。
  3. マネジメント職を通じた職場の管理・指導により、一般職の意識改革を行い、総労働時間短縮に取り組む。
研修カリキュラム
はじめに

本日の研修の狙い

第Ⅰ部 残業削減に向けた考え方を知る「演習形式講義」
  1. 残業発生要因と残業削減のための考え方
  2. 残業削減のために管理職がやらなければならないこととは
  3. 部下のムダな働き方をやめさせ残業を削減する
  4. 管理職自身の働き方を見直す
  5. 帰りづらい職場風土を見直す
第Ⅱ部 残業削減策を自ら考える

午前中の講義を踏まえ、残業削減に向けた対策を考える。

個人ワーク 自身のマネジメント、部下の仕事の仕方/させ方、自身の働き方を振り返る。
グループディスカッション 各グループで残業削減に向けた対策を検討する
グループ発表 各グループでディスカッションした内容を発表し、質疑応答、講師からの講評を受ける。
第Ⅲ部 振り返り

「個人ワーク」
本日の研修を振り返り、明日から取り組みたいことを考える。

研修実施の経緯

当社は階層別の研修体系でレベルに応じた教育を実施し、従業員の各種スキルアップを図っています。しかしながら、コンプライアンスのさらなる強化を目指した内部統制システムの導入等によって各種承認業務が増加し、数年前と比較すると、マネージャー職自体の負荷が格段にアップしています。

また、業績の拡大につれて、社員個々人の負荷も増加傾向にあることから、マネージャー職の働き方そのものを見直すことにより、部下も含めた従業員全体の長時間労働の削減意識がより一層高まると考え、今回の研修実施に至りました。

ご担当者の声

今回の研修は、前半が他社事例を中心とした講義、後半が個人ワーク・グループワークで自らが長時間労働を削減する方法を模索するといった構成でした。

まず前半の講義は、マネジメントの3要素(1.仕事の配分、2.指示の出し方、3.進捗管理)を他社での事例を踏まえて講義いただくことにより、マネージャーが長時間労働をより身近な問題として捉えることが出来、非常にわかりやすい内容でした。

また、後半のワークはマネージャー自身が長時間労働の削減についての具体的な方法を考え、グループワークで相互にアドバイスをすることにより、より長時間労働の削減意識が高まったと考えています。

研修参加者の声

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