アリナミン製薬特別インタビュー【3】企業独自の価値観を軸に、他社ベンチマークもできるサーベイ
〜グループ会社横断で見えた課題と成長〜(全4回)


6.“やる気を引き出す源泉”は対話から

御社は設問で「やる気を出す源泉」というワードを入れていますよね。これは御社の考え方として全社的に掲げているものですか?

アリナミン製薬はい、全社共通です。設問は3つに分けていて、一つは「業務についての対話」。これは当然高いです。ビジネスに影響するので常に対話できています。

でも「キャリアや能力開発」「やる気の源泉」については、どうしても対話が薄くなりがち。個人の価値観が違うので、上司と部下でそこをある程度認識し合えるとより良くなるだろうと。だからそこを地道にやっていくつもりですし、人事としてサポートツールも準備しています。

7.グループ会社全体での調査導入のメリットと進め方

アリナミン製薬さんのように、グループ会社全体で一体となって調査を進めたい企業様が増えています。そういった企業様に向けて、御社ならではの視点でアドバイスをいただけますか?

アリナミン製薬グループ会社って法人としては別でも、経営としては一体です。ミッションや目指す方向性は同じですから、なるべく設問は統一した方がいいと思います。

ただ、販売会社には販売の質問、工場には工場特有の質問が必要になる場面もあります。
だから共通質問でグループ全体のギャップを可視化しつつ、機能特有の質問で内部課題や他社比較もできる設計が良い。
そうすると課題を内部・外部両面から発見しやすくなります。

8.グループ会社の特色をどう読み解くか

グループ会社ごとの結果はどう見ていますか?

アリナミン製薬特色がありますね。スコアの傾向も結構異なります。

一体化していく難しさや、逆に合同で実施できるようになった要因は?

アリナミン製薬結局、別会社とはいえ同じ経営の中で役割が違うだけ。だからバラバラに指標を持つのは効果的じゃないと感じたのが大きいですね。

ちなみに設問はかなりオリジナルです。日本能率協会総合研究所さんのデフォルトではなく、経年を追いたいから今までの質問を続けています。その上で他社比較もお願いしていて、数百社の中から同じ質問をしている会社を探して比較してもらっています。

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