品質不良・不正を防ぎ、目指す品質を実現するために

品質意識調査

品質不正をはじめとする品質問題には様々な要因がありますが、「従業員の品質意識」も重要な要因です。
大きな品質問題が発生していないと、「自社に問題はなく、今後も大丈夫」と考えがちですが、実際には品質問題の発生リスクが水面下に潜んでいるケースはよくあります。また、弊社では自主調査研究等を通じて、品質問題が発生しやすい土壌が出来ているケースも見てまいりました。
現場従業員の品質意識を可視化し、品質問題の発生リスクを低減し、目指す品質の実現のための施策に繋げるご支援をします。

当プログラム内には、品質意識測定による品質問題発生リスクの確認が含まれます。
▶︎ 品質問題発生リスク診断/トップ品質ポテンシャル診断

さらに踏み込んで、品質意識調査【品質不正未然防止】プログラムも追加しました。

厳選した標準項目に、ご希望項目の追加も可能です。
「品質不正未然防止」のための項目も用意しています。

最新調査データに裏打ちされた知見をもとに、調査のプランニング、実施、分析、施策提案・調査結果の活用支援までを、専門研究員がニーズに合わせてご支援しています。

参考:品質意識に関する自主調査

弊社が保有する従業員意識調査のデータとお客様の調査結果との比較ができます。

組織内に発生する【見えない認識ギャップ】

品質に関しては、経営層や品質保証部門が捉える現状と現場の従業員目線で捉えた現状が異なることが、よくあります。

上場企業の製造業の生産・製造・開発現場で働く従業員を対象に行ったアンケート調査から、「潜在的な品質不正」が、現場従業員の身近にあることがわかりました。

  • ・約1/3が、会社で品質不正が「あった」または「あるかもしれない」と感じている
  • ・内部通報を「したいと思ったが、していない」人が、実際の通報者の約7倍
  • ・約3割が、品質に関する不適切な行為(改ざん等)を目撃

このように、経営層や品質保証部門が「弊社には大きな品質問題はない」と捉えていても、現場の従業員目線では問題の芽が身近にあるケースも多々あります。
長期的な成長を考えると、この【見えない認識ギャップ】を捉えて減らしていくことが必要です。

さらに、様々な品質問題が発生したり、反対に狙った品質を生み出し続ける背景には、従業員の品質意識や組織風土等の土壌の違いもあることが、同調査結果からはうかがえます。
(第3回「従業員の品質意識」アンケート調査 無料レポート)

当プログラムでは、その背景を捉えるための測定を行います。

サービスの概要

  • 従業員の品質意識に関する問題意識は企業により異なりますが、以下のどのステージでも社内外に向けて活用できる「品質意識調査」をご提供しています。

本プログラムの特長

01

漠然とした品質意識を「5つの視点」で体系化し、現状課題の優先順位を示します。
「品質不正未然防止」を強く意識されている場合は、上記に6つめの視点を加えた調査が可能です。
客観的に現状を捉えることで、納得感ある施策に繋がります。
※「調査項目の体系」を参照

02

標準項目(約60問)が用意されており、スムーズに調査が始められます。
周辺テーマの実績が豊富で、その知見を活かして貴社に最適な項目を追加するオプションもあります。
※従業員意識調査(エンゲージメントサーベイ)、コンプライアンス意識調査、顧客満足(CS)意識調査等

03

「5つの視点」のうち企業文化に該当する2つについては、弊社データベースを使い他社との結果を比較します。
上記以外の項目については、弊社自主調査との結果の比較が可能です。
強み・弱みが確認できます。

04

拠点や職位等のバラツキを捉え、社内の様々な層の現状を見える化します。
優先的に手を打つべき対象が明確になり、施策の精度が上がります。
※「調査のアウトプット例」を参照

05

調査結果を外部開示される場合は、アドバイスします。
社外に示す改善エビデンスとして、有効活用できます。

調査項目の体系

品質意識の現状と課題を5つの視点から明らかにすることを通じて、
「品質問題の低減・未然防止」から「品質に誇りを持ち、さらなる競争力強化」への進化をご支援をします。
「品質不正未然防止」を強く意識されている場合は、上記に6つめの視点を加えた調査も可能です。

調査のアウトプット例

1 全体分析 全体的な強み・弱みの把握

【主な着眼点】

  • 自身の自己評価と所属職場の評価にギャップはないか?
    (「自身は高いが職場は低い」という回答になっていないか?)
  • 品質以前に、日頃のマネジメントや組織風土に問題はないか?
  • 隠蔽リスク項目の評価はどの程度か?
2 構造分析 品質意識向上のための優先課題を把握

【主な着眼点】

  • 「品質意識の総合評価」への影響が強く現状評価が低い項目=優先改善項目(右下エリア)は何か?
3 属性分析 属性ごとの課題に注目

<職位別>

【主な着眼点】

  • 重要な項目が低い属性(拠点や職位)は何か?
  • 全属性で低い項目は何か?
  • 評価が総じて低い属性(拠点や職位)はあるか?

<拠点別>

4 上司部下ギャップ分析

【主な着眼点】

  • 「部下から見た上司の評価」と「上司の自己評価」の間でギャップの大きな項目は何か?
5 他社比較分析 弊社独自のデータベースとの比較

【主な着眼点】

  • 「日常のマネジメント」「組織風土」について、他社と比べて特徴、強み・弱みはあるか?
6 品質問題発生リスク診断・トップ品質ポテンシャル診断 

【主な着眼点】

  • 品質問題発生リスクの高い組織はあるか?
  • トップ品質を狙える組織はあるか?

プログラムの概要

標準プログラム(健康診断型)
品質意識調査標準プログラム 品質意識調査【品質不正未然防止】プログラム

質問数
弊社が設定した標準項目約60問

属性
「拠点」「部署」「職位」

分析

  • 全体分析:全体的な強み・弱みの把握
  • 構造分析:品質意識向上のための優先課題を把握
  • 属性分析:重要な項目の拠点や職位による違いの確認
  • 上司・部下ギャップ分析:同一質問に対する上司・部下の認識差異の確認
  • 他社比較分析:他社と比較した強み・弱みの確認

左記の標準項目に加えて、
「品質不正未然防止」のための項目を追加

左記に加えて、
上記を踏まえた分析を実施

「品質不正」がなくても、当プログラムが有用な理由とは?

カスタマイズプログラム(課題深掘り型)
標準項目に加えて、貴社に最適な項目を追加

(例)

  • 必要な品質知識の定着に不安がある⇒ 貴社で必要な知識の定着度を測る項目を追加
  • 従業員の品質意識と人材定着に不安がある⇒ エンゲージメントに関連する項目を追加
  • 事業部や製品群、職種による違いを知りたい⇒ 必要な属性項目を追加(事業部、製品群、職種等)

品質意識調査プログラムの進め方

標準仕様は3か月です。
オプションを追加した場合は、内容に応じて期間が変動します。

  • 01

    全体企画

  • 02

    調査準備

  • 03

    調査実施

  • 04

    分析

  • 05

    報告・提言

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