事例紹介:ヤンマーホールディングス株式会社様

当社は、1912年に大阪で創業し、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。

昨今では、大手企業様が人権デューデリジェンス(人権DD)や取引先とのパートナシップ向上の観点で、当該調査を実施しておりますが、貴社が今回、ヤンマーグループとして取引先意識調査を実施された目的や狙い等をお聞かせください。

当社は、取引先様との信頼関係を一層深め、双方のニーズと期待を共有するために、取引先意識調査を実施しました。この調査により、取引先様の要望を理解し、それを基にしたパートナーシップの強化とビジネスプロセスの改善を目指しています。
私たちは、取引先様と共に社会的責任を果たし、オープンなコミュニケーションを通じて率直なフィードバックを得ることで、相互理解を深め、長期的な関係性を構築していきます。

今回の取引先意識調査の委託先として、当社(JMAR)を選んでいただいた理由をお聞かせください。

当初は、自社内でアンケート調査を検討していましたが、自社での調査では本音の回答が得られない可能性があるため、取引先様からの率直な意見を収集する際には、客観的かつ中立的な第三者機関からの評価の方が信頼性が高いと判断いたしました。
貴社は多くの調査事例を有し、設問と回答の設計手法、他社との比較情報など、調査機関特有のノウハウを持ち合わせていましたので、自社のリソースを有効活用しつつ、信頼性の高い調査結果を得ることができると考え、貴社へ依頼することになりました。

取引先意識調査を実施するにあたり、社内、サプライヤー様向けのご調整などで苦労した点があればお聞かせください。

御社の標準フォーマットがありますので、弊社として個別に確認したい設問内容と組み合わせるところ。WEB調査のメール宛先が、各取引先様1名のみへの発信であるため、確実に回答を入手できるように、発信先のメールアドレスを選定するところに、苦労いたしました。

今回が貴社にとって初の取引先意識調査(ボイスオブサプライヤーVOS)ということもあり、弊社(JMAR)が質問や調査実施に関する企画提案をご支援させていただきましたが、調査結果を受けて、得られた気づきや効果などをお聞かせください。

初の取引先意識調査ということもあり、質問や調査の企画提案にご支援いただきありがとうございました。結果に関しては、比較的良い結果が出て安心しています。他社との比較ができたことで、弊社の現状把握がより明確になりました。なお、改善の余地がある箇所については具体的なアクションを起こすきっかけとなり、この調査結果を活かし、取引先様との関係強化や効率化を図っていきます。

今後、同様の取引先様(サプライヤー様)への調査をご検討されている他社様に向けて、メリットや留意点などのアドバイスがあればお聞かせください。

御社の標準フォーマットは他社でも使用されているため、他社との比較が容易であり、調査結果の信頼性が高まるメリットがあります。また、必要な項目を追加できる柔軟性もありますので、追加登録できる点も便利です。
WEB調査においては、メールアドレスの選定に時間がかかることがありますので、事前にメールアドレスの準備を行うことが重要です。

今後、当調査をどのように展開、発展させていきたいかをお聞かせください。

定期的な取引先意識調査を実施し、取引先様との関係性をモニタリングしていきたいと考えています。今回の調査結果をフィードバックに反映させながら、改善策を実施していくことで、継続的な関係強化とビジネスプロセスの最適化を図っていこうと考えております。

お客様の会社概要
社名 ヤンマーホールディングス株式会社
設立 2013年4月1日
資本金 9,000万円(2023年3月末現在)
社員数 20,958名(2023年3月末現在)
主な事業内容 農業機械、建設機械、エネルギーシステム、ディーゼルエンジン、マリン、コンポーネントなどの研究・開発、製造、販売

インタビューご回答者:資材部ご担当者様(組織名は2024年3月時点)

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