事例紹介:株式会社岩手銀行様

当行は、岩手県を主要な営業基盤として、地域への安定的な資金供給や付加価値の高い情報・金融サービスの提供などを通じてお客さまからの信頼にお応えしています。

今回、人事制度の改定のタイミングで相談いただきました。エンゲージメントサーベイの実施に至った背景や目的をお聞かせください。

当行では2024年4月に23年ぶりとなる人事制度の全面改定を実施しました。改定に向けた検討を進めるなかで、新たな人事制度のもとで実施する各施策が行員のエンゲージメント向上につながっているのか、まずは制度改定前に現状を確認したうえで、経年でモニタリングを行っていく必要があると考えたことがきっかけの一つとなりました。

調査の委託先として当社(JMAR)を選定いただいた要因や決め手をお聞かせください。

サーベイは実施すること自体が目的ではなく、その結果を分析し、施策を実行、検証するというサイクルをまわし続け、実際にエンゲージメントを高めていくことが真の目的です。したがって、サーベイを実施しただけで終わらせず、実施後の運用まで見据えた検討が必要だと考えていました。
 そうした観点から複数社よりお話を伺うなかで、十分な他社比較データを保有していることや施策の実施に向けた具体的な「打ち手」の提言が受けられると判断し、依頼することに決めました。

JMARの日本型エンゲージメント調査プログラムのご支援をさせていただきました。サービス全般に関するご感想をお聞かせください。

設問を検討するなかで、「この点を深掘りするのであればこういった設問が考えられる」「追加設問の文言をこのように変更することで他社比較が可能になる」などといった具体的なアドバイスをいただくことができました。
また、サーベイ実施後に提言いただいた「打ち手」についても、行内だけの議論では得られないようなアイデアも多く含まれており、大変有益なものでした。

調査を実施するにあたり、苦労した点があればお聞かせください。

サーベイ自体はスムーズに進められましたので、正直申し上げて、苦労した点はありません。初めてのサーベイ実施にもかかわらず、行員からの照会はほとんどありませんでした。

調査を実施したことで、得られた気づきや効果などをお聞かせください。

サーベイを実施するにあたっては、内製で十分ではないかという意見があり、外部委託について行内で理解を得る必要がありました。実施後の感想として、専門家ならでは知見や豊富な他社データから客観的に自行の現在地を認識できるという点は、外部委託ならではの大きなメリットであると実感しています。

昨今、人的資本情報の開示が進んでおります。今後の調査結果の活用や展望などをお聞かせください。

今回の結果については、経営陣をはじめとして行内で高い関心を持って受け止められており、現在は「打ち手」や開示の内容について検討を進めているところです。
また、今回は全行での課題の洗い出しと施策の実行に重点を置き実施しましたが、次回は部課店単位での分析やアクションプランの策定・実行なども追加して実施することで、エンゲージメント向上に向けた実効性を高めていきたいと考えているところです。

お客様の会社概要
社名 株式会社岩手銀行
設立 1932年5月2日
資本金 12,089百万円(2024年3月末現在)
社員数 1,366名(2024年3月末現在)
主な事業内容 銀行業

インタビューご回答者:人事部 シニアオフィサー 小野寺 悟様 (肩書は2024年6月時点)

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