今回、弊社でエンゲージメントサーベイをご支援させていただきましたが、依頼してよかったと感じた点があれば、お聞かせください。
日本M&Aセンター一番良かった点は、やはり他社比較ができたことですね。これまでのサーベイでは、自社内の比較のみで終わっていました。当時は「他社と比較してもあまり意味がない」という風潮がありましたが、時代の変化とともに、他社と比較することで、自社の強みや課題がより明確に見えることを実感しました。
そうですね。今回の結果からも、御社の「やりがいの高さ」が際立っていました。こうした強みがデータで可視化されたのは良かったですね。他社比較のメリットを感じていただけたのは嬉しいです。また、調査に費用をかける以上、対価として感じた価値や、「ここをやってもらって助かった」と思われた点があれば、ぜひ教えてください。
日本M&Aセンターまさに、分析と経営報告までのプロセスですね。調査の実施後、現状を把握し、次にどう進めるべきかを相談できたことで、プロのアドバイスをもとに施策へつなげることができました。この点は、御社に依頼して本当に良かったと感じています。
「期待以上だった」と感じた点があれば教えていただけますか?
日本M&AセンターCHROの武田にとっては想像以上だったようです。特に、100ページ以上の報告書を徹底的に分析し、その後の中間報告や経営報告まで伴走いただいた点は、期待を大きく上回っていました。本当にありがたかったですし、助かりました。
そう言っていただけるのは本当に嬉しいです。「伴走」という言葉を使っていただけるのも、私たちにとってとてもありがたいですね。一方的に支援するのではなく、御社と一緒に変革を進めるパートナーとして関わらせていただけていると感じられます。
日本M&Aセンター初回から期待値を超えて、良い形で進められています。分析の質が高く、データの可視化も分かりやすかったため、社内でも「変えて良かった」と評価されています。現状、ベンダーを変更する予定は一切ありません。
また、今後はサーベイの実施タイミングを最適化することが課題になってきます。ストレスチェックなど、他の調査との統廃合も検討しながら、年間スケジュールや目的を整理していく必要があります。
そうですね。どのタイミングで調査を行うかは、企業ごとに異なりますが、最も多いのは「年に1回」の実施です。
日本M&Aセンターおそらく、当社も年に1回のペースになると思います。
2年に1回実施する企業もありますが、その場合、施策のサイクルが回り切らないという課題があります。一方で、統合報告書などで数値を公表する必要があることを考えると、やはり毎年の調査が望ましいという判断をされる企業が多いですね。
日本M&Aセンターそうですね。当社ではコンプライアンスの数値を開示しているため、この流れがすぐになくなることはありません。その観点からも、今回コンプライアンス関連の項目を増やしました。これを1年に1回確実に実施していけば、結果として全体の仕組みが整っていくのではないかと考えています。
ありがとうございます。少し先の話になりますが、もし来年も調査を実施する場合、今回の調査を通じて「ここが足りなかった」と感じた点や、「今後はこういった形で広げていきたい」という展望があれば、お聞かせください。
日本M&Aセンター調査のやり方についてですが、今回は日本M&Aセンターを中心に、部門単位でサーベイを実施しました。一部、子会社も対象に含めましたが、当社の連結子会社が独立した組織体へと移行しつつある中で、どのタイミングで連結子会社を独立したエンティティとしてサーベイ対象にするか、という点は今後の課題です。現時点では海外拠点も対象外になっていますし、調査範囲はまだ限定的です。今後、中長期的な視点で、グループ全体のスコアをどう捉えていくかは検討していきたいと思います。
初回導入される企業は、まず本体で試験的に実施し、その後、子会社に展開。最終的に海外拠点へと拡大していく流れが一般的です。
日本M&Aセンターそうですね。海外は文化の違いもあるので、すぐに対象に含める必要はないと考えています。ただ、今後の展開として、少人数の子会社(10人未満)はさておき、ある程度の規模(20~30人以上)の組織は、部署単位ではなく会社単位で評価するのも選択肢としてあり得ると思います。
最初から全設問を展開するのではなく、海外向けには主要な10問だけ実施するというようなケースも多いですね。
日本M&Aセンター一部の設問だけを展開するというのも、良い方法ですね。その辺りは、今後の検討課題になりそうです。
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