2025.11.05
株式会社日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:譲原正昭)は、企業における理念浸透の実態を従業員の視点から明らかにし、各企業における浸透施策の検討・改善に資する示唆を得る目的で、会社員(正社員)を対象に理念浸透の実態に関する調査を実施しました。このたび、その結果がまとまりましたので、以下のとおりお知らせします。
『理念浸透の実態に関する調査』 調査結果
調査概要
- 調査名称
- 理念浸透の実態に関する調査
- 調査目的
- 企業における理念浸透の実態を従業員の視点から明らかにし、各企業における浸透施策の検討・改善に資する示唆を得ること
- 調査時期
- 2025年3月下旬
- 調査方法
- WEBアンケート調査(調査会社モニターによる回答)
- 調査対象
- 会社員(正社員) 800名
- 企画・実施
- 株式会社日本能率協会総合研究所(JMAR)
調査結果のポイント
1.自社の理念を意識して行動している社員は3割程度
- 理念浸透の各要素(理解・共感・行動・判断の4つで測定)について、肯定回答割合に着目すると、理解(36.3%)・共感(30.3%)・行動(28.3%)・判断(25.7%)となっている。

- 理念浸透度が高いほど、仕事や組織に対するエンゲージメントも高い傾向である。
2.理念浸透においては、身近な上司の行動やマネジメントも重要に
- 理念浸透の各要素(理解・共感・行動・判断)に対して、「上司は、理念に沿った行動をしている」は影響度が高い。
3.理念と仕事とのつながりをイメージできない点が浸透の課題に
- “自社の理念の内容について課題に思う点” について、「抽象的な内容のみで具体性がない」「現場の実態とかけ離れている」「理想が高すぎて現実的に思えない」の回答が多い。

- “理念を実践しづらい理由” について、「自分の仕事とどうつながっているかわからない」「理念に沿った行動をしても評価されない」「具体的にどう行動すればよいかわからない」の回答が多い。
『理念浸透の実態に関する調査』 調査結果
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