

従来は、アンケート結果をExcelで集計し、組織別の結果を関係各所に配布する作業に多くの工数を要していました。また、組織別×等級別といったクロス集計を柔軟に行うことが難しく、取得したデータを十分に活用しきれていないと感じていました。
コンプライアンス意識調査の結果には、一定のセンシティビティがあると考えています。特に小規模な組織単位の結果については、全社的に公開するものではなく、該当組織を主管するリーダーに適切にフィードバックすべき内容です。
そのため、Excelで出力したレポートを、担当役員や部門長ごとに手作業で切り分け、必要な範囲のみを配布していました。こうした作業には時間を要し、本来注力したい分析や考察に十分な時間を割けない点を非効率に感じていました。
これまでJMAR様に設問設計や結果分析に関して的確なアドバイスをいただいてきた実績があり、引き続き同社に調査をお願いしたいという思いがありました。
その上で、調査業務の効率化とデータ活用の高度化について相談したところ、社内で利用可能なPower BIを活用したレポート作成のご提案をいただき、当社のニーズに合致すると判断し、導入を決定しました。
導入当初は、どのようなダッシュボード構成が当社にとって最適か、具体的なイメージを持ちきれていませんでした。
しかし、JMAR様から複数のテンプレートをご提示いただき、試行錯誤を重ねる中で必要な要素を徐々に整理することができました。時間をかけて丁寧にご支援いただいたことで、不安は解消されました。
結果のフィードバックおよび分析作業のスピードは大きく向上しました。配布については、従来は役員ごとにExcelファイルを作成・送付していましたが、現在はPower BIレポートのURLを共有するだけで完結しています。
また、クロス集計が容易になったことで、組織別平均値だけでは把握できなかった傾向や課題を多角的に捉えられるようになり、考察やアクション検討の質も向上したと感じています。
組織別結果のフィードバック開始時期は、前回と比較して約1~3か月程度前倒しできました。
正確な作業時間の計測は行っていませんが、配布に係る作業が大幅に簡素化されたことから、相応の工数削減効果があったと認識しています。
結果を多角的に確認できる点は、社内および経営層から概ね好評でした。一方で、BIツールに不慣れな社員もいるため、定着には引き続き一定の時間と工夫が必要だと感じています。
・分析の深度が高まり、考察の幅が広がったこと
・リーダー層・経営層へのフィードバックを迅速に行えるようになったこと
・社内会議向け資料の作成スピードが向上したこと
Power BIの機能に依存する部分が大きいため、特段の要望はありません。
初期導入には一定の準備が必要ですが、分析の質を高めたい、社内フィードバックをより迅速に行いたいと考えている企業にとっては、有効な選択肢だと思います。
| 社名 | テルモ株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1921年 9月 |
| 資本金 | 387億円 |
| 社員数 | 5,633名 (テルモグループ 30,689名:2025年3月末現在) |
| 事業内容 | 医療機器・医薬品の製造販売 |
インタビューご回答部署:法務コンプライアンス部(所属名は2026年4月時点)
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