日本M&Aセンター特別インタビュー【5】「伴走型」エンゲージメントサーベイ
データを超えた本質的な組織変革への取り組み!(全6回)


11.エンゲージメントサーベイは外部委託が鍵!信頼性と安心感が高回答率を実現

御社と同じように、自社でエンゲージメントサーベイを実施している会社や、すでに他社の調査を利用しているものの乗り換えを検討している会社もあります。そういった企業に向けて、外部委託のメリットや、導入時の留意点についてアドバイスがあれば、お聞かせください。

日本M&Aセンター当社が最初から外部委託を続けているのは、代表取締役の三宅でさえ個人の回答を見ることができない仕組みになっているからです。第三者がデータを管理することで、社員も安心して回答できる。実際、三宅も「個々の回答は見られない。自分が見られるのはサマリーだけ」と明確に伝えています。これは2018年の初回実施時から変わっていません。

それだけカリスマ的なトップが明言しているのは、大きな影響力がありますね。

日本M&Aセンターそうですね。対社員向けには、「社内ではなく、外部で調査することで自由に回答できるようにする」という建前ですが、それがしっかり発信されているのが良い点だと思います。

確かに。サーベイの実施自体を積極的に発信する会社は少なく、多くの場合、人事部主導で進めることが多いですよね。トップが率先して発信しているのは、社員も安心感があると思います。

日本M&Aセンターその結果、今回の回答率も98.7%でしたよね?

そうですね。非常に高い回答率でした。

日本M&Aセンター督促も行いましたが、それでもこれだけの結果が出たのは、会社への期待の表れでもあると思います。また、第三者機関が調査を担当し、秘匿性が担保されていることで、社員の安心感が生まれ、それが高い回答率につながったのではないでしょうか。

やはり「安心感」がポイントですね。社内で調査を行うと、「誰かに見られているのでは?」という不安があり、経営トップへの評価を低くつけにくいという心理が働くことがあります。

日本M&Aセンターそうですね。私自身、前職で調査会社にいたこともあり、当時から「外部委託でなければ、社員の本音は得られない」と感じていました。その意味でも、第三者機関による調査は、信頼性の確保という点で大きなメリットがあると思います。

先ほどの経営報告の話にも関連しますが、人事部からの報告ではなく、私たちのような外部機関が報告することで、やはり意味合いが変わってくるものですか?

日本M&Aセンター全く違いますね。やはり第三者が伝える説得力は圧倒的に違います。同じことを言っても、経営陣の受け取り方が全く変わる。経営報告までお願いできることは、非常に大きなメリットだと感じています。

12.自由記述の深い理解が「伴走」の鍵に

「伴走」という言葉が、今日すごく身に染みています。

日本M&Aセンターそれは良かったです。本当に「伴走」という表現がぴったりだと思います。まさによき伴走者でした。
自由記述は文字数が限られているので、社内のことを知らない方にとっては「このコメントは何を意図しているのか?」と読み取るのが難しいと思います。社内の私たちは、短い文章でも「こういう意味だろうな」とすぐに想像がつくのですが、それを御社の皆さんが丁寧に読み解いて、私たちの発言や背景を理解した上で発信してくださったのは本当に助かりました。

データを返すだけなら、どの会社でもできると思います。ただ、それだけでは意味のないデータになってしまうので、しっかりと打ち合わせを重ねることが大事なので、私自身、自由記述から会社の文化を深く理解することを重視しています。今回、その期待に応えられたことを知って、ほっとしました。

日本M&Aセンターそこが、まさに私が一番期待していた部分です。最終的に経営層へ的確に伝えてもらうことが重要でした。

私は中間報告や最終報告の場面でも、「パッションのある話し合い」が重要だと思っています。それがあるかないかで、最終的な報告書の質も変わると思うのです。
今回の報告書は、単にデータをまとめるのではなく、一緒に作り上げた結果だと思います。分析の仕方や読み解き方に関しても、しっかりと議論できたからこそ、より価値のある報告書になったのではないかと感じています。

13.「やりとりの濃さ」が最終報告の質を決める

中間報告のときに、約2時間かけてしっかりとお話しさせていただきました。会社の考えや、データから見えた結果について深く議論できたことで、最終報告書の方向性も明確になりました。単に「とりあえず調査を実施する」だけの会社もありますが、御社のように真剣に取り組んでいただけると、私たちのモチベーションも高まります。
年間で何十社もエンゲージメントサーベイに関わらせていただいていますが、経営報告の場で一切質問が出ない会社もあります。中間報告や最終報告をしても、「追加の分析は必要ですか?」と聞いて、「特にありません」となることも。御社のように、熱量の高い議論ができるのは、私たちにとっても非常にやりがいを感じる場でした。

日本M&Aセンター最終報告の所感、まさにあの1枚が全てです。凝縮された内容が詰まっていて、「社内でこう書いてください」「こう発表してください」と明確にまとめられていたことが、今回の最大の収穫だと思っています。実際に、今月の初めに開催された幹部会議で管理職向けに共有しました。その際も、あの1枚に少し矢印とコメントを追記しただけで、「これはすでに全社で取り組んでいる」「これは人事で検討する」といった形で活用させていただいています。本当に、あの1枚が全てですね。

最終報告の際、「あくまで私どもの所感なので、必要に応じて経営報告に取り入れてください」とお伝えしましたが…。

日本M&Aセンターむしろ、あの内容が社内で浸透しています。「第三者のプロからの提言」ということで、社内でも大きな影響力を持っています。それを基に、「今期はこの方針で進めていきます」と発表しました。

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