事例紹介:株式会社荏原製作所様

当社は1912年にポンプメーカとして創業以来、「ものづくり」を通じて社会の未来を考えながら、社会、人そして環境にプラスとなる価値を提供し続けてきました。現在では風水力、環境プラント、精密・電子の3つを主要な事業とし、お客さまのニーズに応えています。
これからも、さまざまなニーズを実現する技術や製品を提供することで産業や暮らしを支え、社会の発展に貢献していきます。

取引先意識調査(サプライチェーンサーベイ)を始められた経緯や目的をお聞かせください。

一言でいえば、お取引させていただいている弊社サプライヤーの皆様が「弊社との取引についてどのように思っているか」を本音でお聞きしたかったからです。

ものづくりにおいて、製品を滞りなく製造し、お客様の元へお届けするためにはサプライヤーの皆様のご協力が必要不可欠です。より良いパートナー関係の構築は、双方に不満や不安があっては実現できません。

まずは、弊社に対して、日頃感じていられることを正直にぶつけていただき、それを改善していくことで、「荏原製作所と末永く取引したい」と思っていただけるようになりたいという思いで今回の調査実施を決めました。

取引先意識調査の委託先として当社を選んでいただいた理由をお聞かせください。

日本能率協会総合研究所(JMAR)を含めて、複数の調査会社での比較検討を行いました。決め手はこれまでの調査実績に基づいて効果的なフィードバックが得られると考えたこと、また分析結果のアウトプットイメージが弊社の期待するものであったことです。実際に、設問設計時や調査開始後のフォローアップなどでは、過去の経験を基にしたアドバイスや提案をいただき、よりよい調査ができたと感じています。

取引先意識調査を実施するにあたり、社内、サプライヤー様向けのご調整などで苦労した点があればお聞かせください。

可能な限り多くの方に回答いただけるような設問設計を行うことです。サプライヤーの皆様にはお忙しいなか一定量の設問にご回答いただくため、なるべく負担をおかけせず、とはいえ自由記述欄などを設けて「本音の意見」をお伺いできるような設問を設定する必要を感じていました。これらの課題に対しては、前述のとおりJMARのサポートに大変感謝しています。

サプライヤー様向けに調査を実施したことで、得られた気づきや効果などをお聞かせください。

今回の調査は、弊社が調査には原則直接介入せず、JMARから回答を行うサプライヤー各社様へWebアンケートを送付し、弊社は回答者が特定できない形でJMARから結果報告をいただく形式を取りました。弊社に気を遣わず「本音で」思ったことを伝えてほしいと考えたからです。結果には時に厳しい意見も含まれており、自分たちが改善検討すべき点の明確化ができたと考えています。

今後、調査をどのように展開、発展させていきたいかをお聞かせください。

今回の調査で判明した問題点の改善検討を進めてゆき、サプライヤー各社様とよりよい関係を構築したいと考えています。

お客様の会社概要
社名 株式会社荏原製作所
設立 1920年5月20日
資本金 794億円(2020年12月末現在)
社員数 連結:17,480名(2020年12月末現在)
主な事業内容
  1. 風水力機械カンパニー(風水力事業)
    ポンプ、コンプレッサ、タービン、冷熱機械、送風機
  2. 環境事業カンパニー(環境プラント事業)
    都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラント、水処理プラント
  3. 精密・電子事業カンパニー(精密・電子事業)
    真空ポンプ、CMP装置、めっき装置、排ガス処理装置

インタビューご回答者:精密・電子事業カンパニー 企画管理統括部 経営企画部 共創推進課(組織名は2021年9月時点)

お気軽にご相談ください

JMARは一般財団法人 日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) より、
プライバシーマークの使用許諾事業者の認定を受けています。