
JMAR:コンプライアンス意識調査について、今後の展望やご予定があれば教えてください。
LIONシンプルですが、 “データを重ねて傾向を管理していくこと”だと思います。定点観測的にしっかりデータを蓄積して、傾向を読み取ることが大切だと感じています。
JMAR:“継続して調査を実施して、データを積み重ねていくこと”というのは、とても重要なことだと思います。
LIONまた、ある部門で調査直前に監査を実施し、その監査でいろいろな指摘が出た結果、その部門のコンプライアンス意識が一気に変わって、評価がぐっと下がりました。そうやって「所属している部所は問題を抱えている」と気づいてくれたこと、またその課題意識が可視化されたことは、ある意味で重要だったと思っています。

JMAR:“健康診断”として、データを積み重ねていき、統合レポートや企業倫理委員会などで、経営判断にも活かしていくことが大切だと思いますが、日常のマネジメントや研修と連動して、次のステップに進んでいくためのプランなど、お考えのことはありますか?
LION現在、経営への説明を実施している最中で、経営サイドからの新たな示唆が降りてくるかもしれません。
「調査して安心して終わり」ではなく、eラーニングなどの継続的な取り組みと結びつけて、意識を維持し続けるように設計していく必要があると感じています。
JMAR:社員のコンプライアンス意識の維持に関して、今後ともサポートさせていただければと思います。本日はありがとうございました。

| 社名 | ライオン株式会社(Lion Corporation) | 
|---|---|
| 創立年月日 | 1918年(大正07年)09月 | 
| 資本金 | 344億円(2024年12月31日現在) | 
| 社員数 | 連結:7,654名 個別:3,068名(2024年12月31日現在) | 
| 主な事業内容 | ハミガキ、ハブラシ、石けん、洗剤、ヘアケア・スキンケア製品、クッキング用品、薬品等の製造販売、海外現地会社への輸出 | 
インタビューご回答者:ライオン株式会社 監査部 山内あずさ様 高野友文様(肩書は2025年8月時点)
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