2021.07.19
ESG、SDGsなどへの対応は企業経営においても重要なテーマとなっている。これらの文脈の中で、サプライチェーンを所管する調達・購買部門が果たす役割と期待についても、高まりを見せている。国際競争力強化のため積極的なアウトソーシングを活用する企業が増える中、ESGやSDGsの観点においては、自社だけでなく、サプライチェーン全体をサステナブルに管理することが求められている。
また、サプライチェーンに対するリスクマネジメントは、企業の業績や存続に直結するものとなっている。2020年から続く新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行は、サプライチェーンマネジメント強化の必要性をあらためて認識する契機となった。
このような背景を踏まえ、日本企業のサプライチェーンマネジメント強化の取組みがどのような状態にあるかを調査するため、日本能率協会グループである株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)と株式会社日本能率協会総合研究所(JMAR)が共同自主調査を実施した。
自社のステークホルダーである取引先(サプライヤー)との良好な関係構築に向けたCSRの現状把握と、効果的なリスク防止に向けた課題との取り組みの方向性を提示します。
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